夫婦関係について

夫婦関係のDVの種類と慰謝料の相場について

DV(ドメスティック・バイオレンス)という言葉をご存じの方も多いと思います。家庭内暴力のことをいいますが、決して肉体的に受ける暴力のことだけではありません。精神的、経済的、性的など、さまざまな暴力が存在するのです。
現在苦しんでいる方の中でも、それがDVだと気づいていない方もいらっしゃるはず。もしも苦しんでいるのなら、まずは誰かに相談しましょう。ただ黙って耐えていると、無気力になり何もできなくなってしまいます。
ではどうすればいいのでしょうか?専門家の方のコメントと、一般の方からの体験談をご紹介します。

夫婦関係のDVについて専門家のご意見

暴力や精神的DVは治らないの?

村越先生

離婚カウンセラー:村越真里子先生

DVには大きくわけて「身体的暴力」「精神的暴力」「性的暴力」「経済的暴力」「社会的隔離」の5つが存在します。肉体的に暴力をふるわれるのはもちろん、言葉の暴力や、性交渉を強要すること、生活費を渡さない、外出先や電話の相手を細かくチェックするなどといった行動もDVにあたります。
DVの被害者は「自分が悪いからだ」と思いこんでしまいがちですが、それは大きな間違い。それを良しとしてしまうとエスカレートする恐れがあるので、もしかしてDV?と思ったらすぐに行動しましょう。
まずは誰かに相談することです。相談にのってもらえなかった場合や相談しても解決しない場合は、相談機関があります。また、暴力から逃げる為の母子寮やシェルターもあり、子供の転校などにも内緒で対応してくれるプロが的確なアドバイスをしてくれますから、必ず解決策が見つかるでしょう。
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DV にも種類がある

上記の専門家のアドバイスでもあるように、 DV には5つの種類があります。
「身体的暴力」「精神的暴力」「性的暴力」「経済的暴力」「社会的隔離」です。
それぞれどんな DV なのかを理解し、ご自身が起きていることについてそれが DV なのか、または DV ではないのか、判断する材料にもしていただけると幸いです。

まずは、この5つの DV について説明させていただきます。

身体的暴力のDV

身体的暴力の DV については、多くの方が「DV」 と聞いてイメージするものと一致するかと思います。

  • 殴る蹴る
  • 怪我をさせても何も治療しない

これらは「身体的暴力」の DV の特徴的な行動です。

精神的暴力の DV

これは実際に体に傷をつけられるものではないですが、心が傷つけられる DV になります。
具体的な行動としては

  • 無視
  • 言われて傷つくことを言われ続ける
  • 常に怒鳴られる
  • これらは「精神的暴力」の DV にあたります。

    性的暴力の DV

    夫婦間の悩みの一つでもあるセックスに関しての DV になります。
    具体的には

    • 無理やり性行為をされる
    • 性癖を押し付けられる

    セックスに対して苦痛と思っているのにこちらの意見を取り入れられない
    セックスは夫婦間では必要とされる行為ではありますが、苦痛と思っている場合はその行為を強要した場合は DV にあたります。
    ただ、拒否をし続けるというものは性の不一致にもありますので、判断としては難しい場合があります。

    経済的暴力の DV

    これはお金を家計に見合わないほど勝手に使う、またはお金を渡さないなどは経済的暴力の DV にあたります。
    具体的には

    • 勝手にお金を使って生活が苦しくなる
    • 自由にお金を使うことができない

    生活に困っているのに、 自分だけがお金を使い家族にお金を渡さない場合や、自分だけが飲み会などに行ってお金を使うのに、家族が自由にお金を使えないなどの場合は夫婦生活が破綻したものと考え、経済的暴力の DV になります。

    社会的隔離のDV

    結婚をしていることを理由に、連絡をする相手や行動を限定される場合は社会的隔離の DV にあたります。
    具体的には

    • SNSを禁止する
    • 友達と連絡をさせてくれない
    • 親への連絡をさせてくれない

    一般生活では連絡を取るのが普通な人との連絡をとらせず、社会的に隔離することは結婚をしている夫婦の関係でも行ってはならない DV の一つになります。

    DVの詳しい内容や、DVへの対応方法については下記も参考にして頂けたらと思います。
    DVから離婚する方法と養育費について

    DVの場合の慰謝料の算定と相場

    ドメスティック・バイオレンス(DV)による配偶者からの身体的・精神的暴力は、不法行為にあたります。ですので当然、心身ともに苦痛を与えられたことに対する損害賠償として慰謝料を請求することが可能です。

    DVによる慰謝料はその事由により変動するものですが、一般的に相場として50万円~500万円の範囲で請求されているようです。慰謝料の算定には、DVに関する以下の項目も考慮すべき事由として関係しています。 これらを詳しく立証することで、算定額を有利にしていく事が可能となります。

    • DV(家庭内暴力)が行われた回数や期間
    • DVによる精神的苦痛の度合い
    • DVによるケガや障害、後遺症などの程度

    これらを証明するために、DVがあった日やその詳細な内容を記した日記またはメモといったものや、医師の診断書、ケガの状態を撮影した写真などを保管しておくと有効です。

    DV離婚では「慰謝料」が支払われない場合も

    DVにより多大な苦痛や恐怖を与えられているにもかかわらず、「慰謝料」が0円で訴訟が終わることが実は少なくないのです。それは、DVを繰り返す側に加害者であるという意識が全くないことが、要因となっています。暴力を継続的に行っているにもかかわらず、「自分は非難されるようなことを一切していない。」と思い込んでいるので、「慰謝料」というものを払ういわれはないと言い張って譲らないケースがほとんどなのです。 裁判所でも和解をすすめることが多く、財産分与などは支払っても「慰謝料」という名目のものは0円、と言う結果に落ち着くことが大半となってしまっているのです。他にも、DVへの恐怖で追い詰められていて「お金はいらないから一刻も早く離婚したい。」と言って、慰謝料請求を行わないケースもあります。

    まとめ

    DV被害者のほとんどは、暴力により精神的に追い詰められた状態にあるため、なかなか正常な判断ができづらくなっています。 しかし、DVをいくら耐え続けても、あなたにとって幸せな未来はやってきません。 DVからの決別に向けて、離婚に一歩を踏み出す勇気を持ってください。まずはDVの相談を受け付けているところへ相談をし、必要があればシェルターに避難させてもらいましょう。
    また、DVの怖いところは「DV はされている方も、している方も、起きていることが DV であると認識していないケースも多い」ということです。
    全ての事を DV と片付けてしまうと話が異なってしまいますが、相手の行為に対して苦痛と感じている場合はそれは DV になる可能性があります。
    継続してその行為が行われないように、苦痛と感じた場合は周りの人に相談したり専門家に相談をすることで早めの解決につながります。取り返しがつかなくなる前に対処することをお勧めいたします。

    口コミのご紹介

    Nana
    Nana
    夫婦喧嘩で初めて暴力をふるわれました。些細なことで言い合いになったのがきっかけなんですが、「謝れ」と言われてカッとなって家を飛び出そうとしたんですが、腕をつかまれそのまま家に引っ張りこまれて、顔をグーで何度か殴られました。
    その後すぐに反省して謝ってくれたんですが、昨日も喧嘩をした時に顔面に思い切りマヨネーズを投げつけられ鼻血が出ました。今回は謝ることなく、昨日から口をきいていません。
    殴るときというのは、つい感情的になってしまい手が出てしまうとのこと。もうやらないと何度も謝られましたが、昨日のこともあり恐怖を感じています。思わず手が出るということはあるのでしょうか?夫の言う通り殴るのは先日の一度きりで、これから改心してくれると思いますか?
    但馬
    但馬
    結婚生活15年。妻には一度も手をあげたことはありません。若い頃は仲間同士、殴り合うような喧嘩もしていましたが、どんな理由があるにしても女子供に手をあげるやつは最低です。
    空
    最低だね。初めて殴られて、で、そんなに日もたってないのに次は物を投げられたって?有り得ない。私だったらその時点で離婚する。このままだとエスカレートするよ。旦那は暴力が慣れてきてしまってる。逃げるなら今のうち!とにかく、専門家の人に相談してみなよ。どうするべきか導いてくれるはず。
    101
    101
    ちょっと思ったのだけど…。殴られるようなことを貴女も言っていませんか?今まで暴力をふるったことがない人が突然暴力をふるうって、相当なことを言われないとそうはならないと思います。
    昨日のマヨネーズの件だって、旦那さんが謝ってこないってことは貴女のことを許していないということでしょ?
    もしかしたら、貴女が最初に言葉の暴力をしたのかも。
    まず、何を言ったか振り返ってみてください。相当ひどいことを言っていると思いますよ。自分が悪いと思ったらきちんと謝って、それから「物を投げられて痛かった」ってきちんと伝えましょう。
    あと、些細なことで喧嘩になる日課もどうかと思います。スルースキルを身につけましょう。

    LIFEMAN
    LIFEMAN
    失業中です。もうすぐニート期間が3ヶ月になってしまい焦っています。
    40代の私をどこも雇ってくれず、ストレスばかりが募っているのですが、妻も相当ストレスが溜まっているようで先日、太もも、腹にアザが残るほど殴られ、蹴られました。しかも子供が見ている前で…お恥ずかしい限りです。
    それからというもの、何かあるたびに妻は私を殴るようになったのですが、これってDVですよね?女性から男性へのDVというのもあるのでしょうか。
    やっちゃんさん
    やっちゃんさん
    それはDVですね…。最近、女性から男性へのDVやモラルハラスメントも増えているようです。
    特に、失業中という社会的立場を失っている相手に対して、手のひらを返したようにキバをむく女性が多いとか…悲しいですね…。
    とはいえ、男性が女性を殴るのは力の差がありすぎるのでやってはいけませんよ。暴力では解決しないということを奥さんによく言ってきかせてください。
    世知辛い世の中ですね…お察しします。
    ハロハロ
    ハロハロ
    私は毎日のように「稼ぎが少ない」と妻からののしられ、包丁を向けられたこともあります。うつになり、専門家に相談したところ、うつの原因がほぼ妻だったことがわかり離婚しました。
    最近、男からのDV相談も増えているみたいですよ。もしも身の危険を感じるのであれば、すぐに行動した方がいいです。精神的に追い詰められてからでは遅いので。
    一度奥さんと話し合い、それでも治らないようでしたら親しい人に相談し、それでもダメなら離婚しかないと思います。こういう人は治らないんですよ。妻の機嫌をとるより、自分の人生を守りましょう。

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    (東京/名古屋/大阪他)
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